【映像制作】よく使われる業界用語について解説

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映像制作の現場では専門用語(業界用語)が多く使われます。この記事は、現場で大く使われる用語について調べて記載をしております。

撮影でよく使われる用語

  1. ショット(Shot)
    撮影された映像の単位で、一つのカメラの連続した記録です。ショットはシーン内の特定のアングルや距離に基づいて分類されます(例: ロングショット、クローズアップショット)。
  2. フレーム(Frame)
    映像の静止画のことで、一つのショット内の1コマです。通常、映像は1秒間に複数のフレームが表示されます。
  3. カメラアングル(Camera Angle)
    カメラの位置や視点のことです。撮影においてカメラをどの角度や高さで配置するかによって映像の表現や印象が変わります。
  4. パン(Pan)
    カメラを左右に水平に移動させながら撮影することです。パンによって、被写体や風景を左右に追いながら映像を記録することができます。
  5. トラック(Track)
    カメラを前後に移動させながら撮影することです。被写体に対して追従しながら進む動きや、風景を奥行き方向に移動させる効果があります。
  6. ズーム(Zoom)
    カメラの焦点距離を変えずに光学的に拡大または縮小することです。被写体を近づけたり遠ざけたりしながら撮影することができます。
  7. ステディカム(Steadicam)
    カメラを安定させるための装置で、振動やブレを抑えて滑らかな映像を撮影することができます。カメラを持った装置をカメラマンが身につけ、移動しながら撮影します。
  8. オートフォーカス(Autofocus)
    カメラが自動的に被写体の距離を計測し、適切なピントを合わせる機能です。オートフォーカスを使用することで、被写体が常に鮮明に映るようになります。
  9. ホワイトバランス(White Balance)
    カメラが被写体の白色を基準にして色温度を調整する機能です。光源の色温度によって映像の色合いが変わるため、適切な白バランス設定が重要です。
  10. シーン (Scene)
    撮影する場面やセットのことを指します。シーンごとに撮影計画が組まれます。
  11. ポストプロダクション (Post-production)
    撮影後の編集作業のことで、映像の編集、色調補正、特殊効果の追加などが含まれます。
  12. フレーミング(Framing)
    映像中で被写体をどのように配置するかを決めることです。フレーミングによって被写体の大きさや位置が変わり、映像の視覚的な効果やメッセージが伝わります。
  13. ラックフォーカス(Rack Focus)
    カメラの焦点をある被写体から別の被写体に移すことです。焦点の変化によって、注目する被写体を明確にする効果があります。
  14. デプスオブフィールド(Depth of Field)
    映像中の被写体の前後の範囲でピントが合っている領域のことです。浅いデプスオブフィールドでは、背景がぼかされて被写体を際立たせる効果があります。
  15. パンニング(Panning)
    カメラを水平方向に回転させながら撮影することです。パンニングによって、風景や被写体に追従しながら映像を記録することができます。
  16. クローズアップ(Close-up)
    被写体を近距離で撮影することです。クローズアップは被写体の表情や細部を強調し、視聴者により近い感覚を与えます。
  17. ワイドショット(Wide Shot)
    広範囲の風景やシーンを広く撮影することです。ワイドショットは場所や状況を示すために使用され、映像の全体像を伝えます。
  18. スローモーション(Slow Motion)
    映像を通常の再生速度よりも遅く再生することです。スローモーションは動きの詳細や美しさを引き立てる効果があります。
  19. オーバーショルダーショット(Over-the-Shoulder Shot)
    カメラが人物の肩越しに被写体を撮影することです。オーバーショルダーショットは対話やインタラクションの場面で使われ、会話の参加感を与えます。
  20. スチルショット(Still Shot)
    静止画像を撮影することです。スチルショットは動画中の特定の瞬間を捉え、静止したイメージを表現します。
  21. ライティング (Lighting)
    映像に照明を設置し、適切な明るさや雰囲気を作り出すことです。撮影場所やシーンの要求に応じてライティングを調整します。
  22. レフ板 (Reflector)
    光を反射させるための板状のアイテムで、被写体に追加の光を当てたり、影を軽減するために使用されます。
  23. フレームレート(Frame Rate)
    映像の1秒間に表示される静止画(フレーム)の数です。一般的な映像では24fps(フレーム/秒)や30fpsが使用されます。フレームレートの設定によって映像の滑らかさやリアリティが変わります。
  24. レゾリューション(Resolution)
    映像の画素数を示す指標です。一般的な解像度には、1920×1080(フルHD)、3840×2160(4K UHD)などがあります。高い解像度は映像の鮮明さや細部の表現力を向上させます。
  25. ストーリーボード(Storyboard)
    映像のストーリーを図解化したシーン毎のイラストや図版のことです。映像の流れや構成を可視化し、撮影や編集の計画を立てるために使用されます。
  26. シナリオ(Script)
    映像の台詞や演出の指示などを文章で記した脚本のことです。映像制作の計画や演出を明確にするために使用されます。
  27. カメラアングル(Camera Angle)
    カメラの位置や視点のことです。撮影においてカメラをどの角度や高さで配置するかによって映像の表現や印象が変わります。

編集でよく使われる用語

  1. タイムライン(Timeline)
    動画編集ソフトウェア上で、映像や音声の配置や編集を行うための時間軸の表示領域です。タイムライン上には映像や音声のクリップが配置され、編集作業が行われます。
  2. クリップ(Clip)
    編集する対象となる映像や音声の断片のことです。映像の場合、特定のショットやシーンを指すことが一般的です。
  3. トリミング(Trimming)
    クリップの長さを調整する作業です。不要な部分を削除したり、必要な部分を選択して切り出したりすることが含まれます。
  4. カット(Cut)
    クリップをタイムライン上で分割することを指します。カットを行うことで、映像のシーンや音声のセクションを独立して操作できるようになります。
  5. トランジション(Transition)
    クリップの間に挿入される効果や変化のことです。例えば、フェードインやフェードアウト、クロスフェードなどがあります。トランジションを使うことで、シーンの切り替えがスムーズになったり、演出効果を追加できます。
  6. オーバーレイ(Overlay)
    あるクリップの上に別のクリップや画像を重ねることです。テキストやロゴの追加、特殊効果の重ね合わせなどがオーバーレイとして行われます。
  7. キーフレーム(Keyframe)
    アニメーションや効果の変化を制御するために使用される指標のことです。例えば、映像の位置やサイズ、透明度などを時間経過に応じて変化させる場合にキーフレームが使用されます。
  8. エフェクト(Effect)
    映像や音声に追加される効果やフィルターのことです。色調補正、モーション効果、音声のエコーなど、さまざまなエフェクトがあります。
  9. レンダリング(Rendering)
    編集した映像や音声を最終的な形式に変換する作業です。レンダリングを行うことで、編集結果を再生可能
  10. カット(Cut)
    クリップやシーンを切り替えることです。カットによって、異なる映像や場面を連続して編集することができます。
  11. フェードイン・フェードアウト(Fade In/Fade Out)
    映像が徐々に表示されたり、徐々に消えていく効果です。フェードインは映像が徐々に明るくなり、フェードアウトは映像が徐々に暗くなります。
  12. クロスフェード(Crossfade)
    2つの映像が重なり合いながら切り替わる効果です。一方の映像がフェードアウトする間に、もう一方の映像がフェードインしていきます。
  13. マスク(Mask)
    映像の特定の領域を切り抜いたり、隠したりする効果です。マスクを使用すると、映像の一部分を操作することができます。
  14. キーフレーム(Keyframe)
    アニメーションや効果の変化を制御するために使用される指標です。キーフレームを設定することで、映像やエフェクトのパラメーター(位置、サイズ、透明度など)を時間的に変化させることができます。
  15. オーディオミキシング(Audio Mixing)
    複数の音声トラックや音楽を組み合わせてバランスを調整する作業です。音量、パン(左右の音像)、エフェクトなどを調整する。
  16. カット編集(Cut Editing)
    クリップを連続的につなぎ合わせて編集する方法です。不要な部分をカットし、必要なクリップを組み合わせてシーンを作ります。
  17. クロスカット(Cross-cutting)
    複数のシーンや場所を交互に切り替えながら編集することです。時間的な同時性や関連性を表現するために使用されます。
  18. モンタージュ(Montage)
    短い映像や画像の連続を組み合わせて物語や情景を表現する手法です。音楽や効果音と組み合わせて情報や感情を伝える効果があります。
  19. BGM(Background Music)
    映像の裏側で流れる音楽のことです。BGMは映像の雰囲気や情感を補完し、視聴者の感情や注意を引く役割を果たします。
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