
私が考える良いビデオカメラマンの条件についてお話しさせていただきます。
良いビデオカメラマンの条件とは、撮影がうまいことに他ならないのですが、現場でディレクターとして一緒に仕事をさせていただいた中で、撮影の基礎がなっているかとか、現場の動きがわかるかとか、カメラの仕様を理解しているかなど様々あると思いますが、それは基本中基本のためそれ以外の要素でアウトプットしてみます。
目次
第三者がみたときの印象を考えられる

自分が撮影している映像が良いかどうかは第三者的な視点で客観的に見つめられる能力が必要です。
客観的に見つめられなければ人には伝わりません。自分のこだわりを強く主張するよりも、客観的に他の大多数の人がこの映像を見てどう思うのかのか、を考えなければなりません。
私のその能力が長けている人ほど良いカメラマンであると私は思っております。
美術館に行って、写真や絵を眺めたことがあるかたならわかると思いますが、全体の絵の印象から自分がどのような感想を初感で得たのか、その時のポイントがそのまま動画撮影に活かされます。
客観的に見られる能力、それがカメラマンに最も大切な能力だ私は思っています。
編集者(点)の視点を持つこと
映像は撮影した後に編集をしなければなりません。編集者の気持ちを考え、編集点を意識して撮影できる人ほどディレクターやエディターに好かれます。
ディレクターやエディターに好かれろという意味ではありませんが、撮影している映像の前後に繋がりがあるかどうかや、つながりを持って撮影できているかどうか、また映像での起承転結(物語の説明なのか、背景や描写なのか、展開なのか転機なのか主張なのか様々です)が自ずと理解しながら撮影できているか考え実行できるかです。
つまり、その都度、撮影する映像を自分で構成しながら自分で組み立てて撮影のできる人です。
これは自分で映像の撮影をし編集するか、他人の映像で編集する経験をしてみるとよくわかります。
撮影している映像はどう活用されるのかなど想像力を膨らませて撮影することが必要です。
ビデオカメラ等の機材の管理ができる
当たり前ですが、この基本がなかなかできる人が少ないのが現状だと思います。
現在、保管しているバッテリーの持ちがどのくらいなのか、必要と思われるレンズ(サイズ)の準備ができているか、想定外のことが起こった場合も現在の機材で大丈夫なのか、撮影時間とSDカードの収録時間は比例しているかなどです。
機材の管理までこなせるかはビデオカメラマンにとても重要でな要素です。
コミュニケーション能力が長けている
カメラマンは、ディレクターやアシスタント、被写体、出演者など様々な人とコミュニケーションをとります。
コミュニケーションをとり、とっさに理解をしながら被写体の一瞬の動きも逃さずに撮影しなかればなりません。
そのためにはコミュニケーションがとても重要なのです。
私の知り合いでも素晴らしいカメラマンがおり、コミュニケーションが長けていますが、何よりコミュニケーションで写体の心を開くのが上手な方がいます。被写体の心が開けているので、とても魅力的な映像を収めることができます。
カメラマンは撮影していない時にも、すでに撮影の準備が始まっているのです。
エゴを我慢できる
ビデオカメラマンの撮影した映像に必ず主観は入り込みます。
つまり、カメラマンがその場で感じたことや、興味のあることやポイントに必然的にカメラは向きカメラは構成され調整されます。この主観が必要ある撮影と、不要な撮影があります。
カメラマンのこうしたいという欲求は映像に癖や個性として表出してしまいます。このエゴを我慢し、常に被写体を魅力的に撮影できるかは重要です。
カメラマンが撮影中にこうしたいというエゴをどこまで我慢し、どれだでけ被写体を魅力的に撮影できるかだけ探求することです。
ちょっと難しいお話になってしまいましたが💦
何かの参考になると嬉しいです!!